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金継ぎ(きんつぎ)

1月に修理の依頼で、伊勢崎市のお客様が持ち込まれた↓こちらのいっぷく碗。

今まで数々の壊れてしまった器を見てきましたが、正直、ここまで派手に壊れてしまっているのは初めて目にしました^^;

チップやヒビどころではなく、落してパッカリ割れてしまったものを、市販の接着剤で修復してお使いになっていたそうです。

さらには、使っているうちに小さな隙間からお茶が浸み出し、漏れてしまうとのこと。。

相当思い入れのある器でしょうから、プロの手を借りて器を甦らせてあげましょう。


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と、いうことで、大変お待たせをいたしましたが、この度「金継ぎ」により、見事に生まれ変わって戻ってきました。

まずは、接着剤を溶解し、はがす作業から取り掛かった為、時間も費用も通常の倍近くかかってしまいました。

作業にかかる前にお客様とも相談しましたが、やはり気にいっている器だから直してほしいとのことで、作業を始めさせていただきました。

新たに息を吹き込まれて戻ってきた器がこちらです↓。


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【内側・修理前】
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【内側・修理後】
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【絵付け部分・修理前】
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【絵付け部分・修理後】
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このように、経験と技を誇る職人の手によって見事に生まれ変わりました。

一見簡単そうに思うこの作業、ここまでキレイに仕上げるのは熟練の技を要するため、当店では専門の職人に依頼をしております。

大切な器を壊してしまった時のショックは大きかったと思いますが^^;、こうしてよみがえらせることで、壊れる前の器よりも愛着が湧いたり、また新たな景色が生まれたりするものです。

壊してしまって諦めかけていた器がございましたら、このように金継ぎで蘇らせてみてはいかがでしょうか。

【金継ぎとは】
割れた茶碗・欠けた皿などを漆でつなぐ技法。割れたり欠けたりした陶磁器などを漆で継いで、その継ぎ目に金粉を振りかけて装飾とする、修復のための工芸技術です。





※詳しいことはこちらに掲載しています。費用のご参考に。→クリック!




陶磁器サロン 彩   → HP




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こんなに大事にされて、器も幸せですね。物を大事に扱う大切さを教えてもらいました。そこまで思い入れのある器があるって素敵ですね。

Re: タイトルなし

>元渋谷アリスさん
買う以上に費用が掛かってしまっても、思い入れのある器は、持つ人によって蘇らせる意味があるものなんですね。「割れれば売れる」世界ではないのだと。窯元の陶工さんたちも喜んでいることだと思います。
プロフィール

彩SAI

Author:彩SAI
群馬県桐生市で有田焼を中心とした
陶磁器店を営む2代目店主。
九州の窯元に出向き自分の感性で買付け。
『本物の良さ』を日常生活の文化として,
若い人たちにも発信していくことを心掛けています。

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